黒船は追いつく事を目的としているのか
■iモードは“黒船”が追いつけない領域に進化している――ドコモの阿佐美氏 (1/4)
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0907/17/news068.html
⇒後半にappleとgoogleの話が出てきていますが、若干イシュー設定に問題があるように思われます。
キャリア<->メーカーですよね。お互いって。それを前提にすると
「AppleやGoogleが各地の公共交通事業者や地元のスーパーと
直接協業できるかというと、それはちょっと難しいでしょう」
これは記者の意見ですが、そもそも彼らは協業する必要は無いです。
その後も
「ドコモは基盤を作った上にまた新しい基盤を乗せて、
それが新たなパートナリングを生むような仕組みになっています。
いうなれば、iモードは先に行っている。」
とは言っていますが、私の知っている限りでは先に行っているはずの
iモードのビジネスがグローバルで大成功した前例はありません。
この話題では議論の方向がドメスティックで勝つ話になっているようなので
この落としでいいのかもしれませんが、appleは既にキャリアにフィーが落ちにくい市場を
iPhone上に作ってしまっていますし、ローカルだから競争優位にあるという意識は
携帯の本質では無いような気がしています。
また、コンテンツプロバイダーとしては質的転換をする戦略はお金が落ちてくる量が
増えるわけではないので悩ましい所。どちらかというと5000万のユーザが
5億に増えた方がウハウハでしょう。
今そういう方向で市場を作っているのは誰か。iPhoneですよね。
日本からも一刻も早くグローバル展開出来るプロダクトを
打ち出していく必要があるのではないかと感じます。